オギの備忘録

やあ、私の名はオギだ。何かを発信したかった。ブログを開設した理由はそれだけで十分さ。

成人式の前撮りをしてきた話

 

 今回は思ったことを適当に書き連ねる回になります。あしからず。

 

 私の妹が来月成人式を迎えるということで、先日成人式の前撮りをやってきました。

折角の記念写真ということで、家族写真もあった方がいいだろ、ということでした。

 

 午前10時半。予約していた着物屋に到着。まずは、妹と母のヘアセット及び着付けを行うとのことでした。それまでの間暇になるということで、父親と周辺をぶらついてきてもいいと言われました。そんなわけで、父と駅前のサンマルクカフェに寄ったわけです。私としては、女性陣の方が退屈なはずなのに、男だけ時間潰しをしているのは申し訳ないと思ったのですが……。まあ、こればかりはしょうがない。

 

 互いに飲み物を頼んで1時間。特にこれと言った会話は無かったです。やはり20歳前半の息子と父親とでは、共通の話題というものはなかなか見つからないのでしょう。当の私は、サンマルクのFree Wi-Fiを使ってゲームの更新データをDLしたり、Twitterを眺めていたりしていました。

 対峙した相手との共通の話題が見つからないというのは、なかなかに気まずいものです。それは私自身も、塾講師のアルバイトをしてきているので実感しました。いや、それよりも月日の長さがもたらす人と人との解離性を嘆くべきか。

 兎にも角にも時間になったので、サンマルクを後にしました。

 

 そしていよいよ写真撮影。着物を着た妹は、どこか知らない別人のように感じられました。やはりここにも、過ぎ去った月日の長さを感じました。

 

 まずは妹のソロ写真を撮影。そもそも「成人式の前撮り」という名目で来ているから当たり前なのですが、とにかく撮影時間が長い。位置を変え、ポーズを変え、小道具を変え……。ありとあらゆるパターンの写真を撮影していました。枚数も100枚は余裕で超えてるかな。ここから十数枚程度に絞っていくのはなかなかに骨が折れそうですね。まあ、写真を厳選するのは私ではないのでいいのですが。

 

 その後、家族写真を撮影。公式の場で家族写真を撮ったのは、それこそ七五三以来ではないでしょうか。あれから幾程の月日が流れ、色々なものが変わったいったのか。そんなことを思ったり思わなかったりしながら、無事に撮影は終了しました。

 

 前撮りを終えた感想としては、「めんどくさい」の一言に尽きます。まあ、そもそもの主役は私ではないので、そこまで身が入らないのは当然と言えば当然なのですが。

 ちなみに私が成人式を迎えた時は、当日の朝に自宅前で数枚、デジカメ・スマホで撮影をしただけです。やはり男女間における、成人式に対する意識は雲泥の差がありますね。実際に今日の前撮りのために、妹と母は昨年の段階から準備を進めていましたから。……成人式当日は大変そうなだぁ(他人ごと)。

 

 撮影時には、一種の虚無感を感じていました。高い金を払ってこんなに写真を撮ってどうするのかと。どうせ使うのは十数枚のくせに、と。私が極度の厭世主義者であることは自覚していますが、それでもこの「前撮り」のシステムは幾分か非効率に感じました。

 後は、ホントに時の流れを痛感した。ただそれに尽きますね。周りの人や社会は前進しているのに、自分だけが停滞或いは後退していることに疎外感を勝手に感じていたりしました。

 

 ……そんなところですね。

 これから人生を生きていくに当たって、色々なことがあると思います。その折ごとに、私は疎外感や虚無感を感じることになるのでしょう。ですが、それもまた私の選んだ人生です。この病と永遠に付き合う覚悟は出来ています。あまりにも辛いことが多すぎて、死ねないことを恨むときが来るかもしれません。それでも生きていくしかない。そんなことを思ったり思わなかったりした一幕でした。

 

 ……突発で書いたらかなり暗い内容になってしまった。思考が加速すると、こういったところがよろしくないですね。次回はもう少し楽しい話が書ければと思います。それでは。