オギの備忘録

やあ、私の名はオギだ。何かを発信したかった。ブログを開設した理由はそれだけで十分さ。

VirtualBox(6.1.48)を使ってLinux検証環境(RHEL8.8)を整える(Windows) part5

Linux構築編part5です。過去パートはこちらからどうぞ。

 

part1:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/11/24/180000
part2:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/12/01/180000
part3:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/12/08/180000
part4:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/12/15/180000

 

 part5の今回は
・TeraTeamの導入
・TeraTeam接続、設定
TeraTermマクロの作成
を行います


※実施時期:2023年11月

 

[目次]

1. Terateamの導入

part4までの手順をこなすことで、一応最低限のLinux検証環境ができます。しかし、TeraTermを使って操作をした方が、今後何かと便利です。今回はその導入手順を記載していきます。

①下記URLをクリックし、TeraTermのDLページに移動する。

https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/

 

➁下記赤枠をクリックし、TeraTermをダウンロードする。

 

③ダウンロードした「teraterm-〇.〇〇〇.exe」をクリックし、下記のようなポップアップが出てくることを確認する。

インストールに使用する言語を選択後、「OK」をクリックする。

 

④下記画面で「同意する」を選択し「次へ」をクリックする。

 

⑤インストール先を設定して「次へ」をクリックする。

インストール先はデフォルトで問題ない。

 

コンポーネントを選択する。ここも基本デフォルトで問題ないが、下記画像2枚目の「TTXKanjiMenu」「TTXKcodeChange」にチェックを入れておくと、日本語でTeraTermを使う際に何かと便利になる(はず)。

 

TeraTerm使用時の言語を選択し「次へ」をクリックする。

 

⑧スタートメニューに表示される際の名前を決定する。基本デフォルトで良い。

 

⑨追加設定を行う。後述するTeraTermマクロのためにも、

「.ttlファイルをttpmacro.exeに関連付ける」

sshプロトコルをttermpro.exeに関連付ける」にチェックを入れておく方が良い。

 

➉「インストール」をクリックする。

 

TeraTermのインストールが完了したことを確認する。

 

2. Terateam接続、設定

①実際にインストールしたTeraTermを起動してみると、下記のような画面が出てくる。

必要な情報を記入したら「OK」をクリックする。

ホスト:【仮想マシンに設定したIPアドレス

サービス:SSH

TCPポート:22

SSHバージョン:SSH2

IPバージョン:AUTO

 

➁下記の「セキュリティ警告」の画面が表示される。この画面が表示されない場合、

WindowsLinux間の疎通が出来ていない

IPアドレスが間違っている

等の問題が発生しているはず。

赤枠の「このホストをknown hostsリストに追加する」のチェックを外して「続行」をクリックする。

 

③ユーザ名とパスワードを入れて「OK」をクリックする。

 

TeraTermの画面が下記のようになり、指定したユーザでログインできたことを確認する。

 

⑤ここからはTeraTermを快適に使用するための設定を行う。

「設定」タブから「その他の設定」をクリックする。

 

⑥以下、直接の操作に関わってくる項目の画面ショットを添付する。

「全般」の「ウィンドウサイズ変更時に表示内容をクリアする」のチェックを外す。

 

⑦「コピーと貼り付け」の項目はこのような設定にした。

 

⑧「ログ」の項目を下記のように変更した。

標準ログファイル名:%Y%m%d%_%H%M%S.log

標準のログ保存先フォルダ:【任意のログ格納フォルダ】

オプション:「タイムスタンプ」にチェックを入れる。

設定が完了したら「OK」をクリックする。

 

⑨「設定」タブの「設定の保存」をクリックし、⑥~⑧の変更内容を反映させる。

 

TeraTermの設定内容を保存するには、「teraterm」フォルダ内の「TERATERM.INI」を上書きする。

 

TeraTermを再起動すると、ログが指定したフォルダ内に自動で作成される。

 

3. TeraTermログインマクロの作成

①最後に、TeraTermに自動でログインする以下のようなマクロを作成する。拡張子は「.ttl」。

 

【以下コピペ用】

;=========================================================== 
; RHEL8.8の自動ログインマクロ
;=========================================================== 
; 接続情報(IPアドレス、ユーザ名、パスワードを変数に格納)
HOSTADDR = '192.168.1.10'
USERNAME = 'test88'
PASSWORD = 'test88'


; 接続オプション(変更なし)
COMMAND = HOSTADDR
strconcat COMMAND ':22 /ssh /2 /auth=password /user='
strconcat COMMAND USERNAME
strconcat COMMAND ' /passwd='
strconcat COMMAND PASSWORD

; 接続(変更なし)
connect COMMAND

; コマンド入力(hostname,whoami,dateコマンドを自動で入力し、ログインするサーバを確認)
wait '#' '$'
sendln "hostname"
wait '#' '$'
sendln "whoami"
wait '#' '$'
sendln "date"
wait '#' '$'
sendln ""

end

=========================================================== 

 

【軽い補足】

行頭の「;」:コメントアウト

strconcat :文字列の結合

connect:サーバに接続

wait '#' '$':「#」あるいは「$」が返ってくるのを待つ

sendln:コマンド入力

end:マクロの終了

 

➁ ①のマクロが正常に起動すると、2章の手順➁と同じ「セキュリティ警告」の画面が出る。

 

TeraTermマクロを使ってワンクリックでサーバに接続できたことを確認する。

私の場合は

・hostname

・whoami

・date

コマンド入力までを自動で行うように設定している。

 

・以下、TeraTermマクロ作成時に参考にしたサイト

https://qiita.com/nonZy/items/f7b71e44ae6313a7c01c

https://nwengblog.com/teraterm-command/

 

 

今回をもって、Linux検証環境(RHEL8.8)の作成過程のまとめ記事執筆を終了します。

今後Linux関係で記録に残したい事柄が出てきたら、今回の続きのような立ち位置で記事を書く予定です。

 

VirtualBox(6.1.48)を使ってLinux検証環境(RHEL8.8)を整える(Windows) part4

 Linux構築編part4です。過去パートはこちらからどうぞ。

 

part1:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/11/24/180000
part2:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/12/01/180000
part3:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/12/08/180000

 

 part4の今回は
LinuxWindows間の疎通確認
Windows側のファイアウォールの確認
を行います


※実施時期:2023年11月

 

[目次]

 

1. LinuxWindows間の疎通確認

 Linux(仮想マシン)とWindows(ホスト)間で相互に疎通ができるように設定していきます。具体的にはGUI形式でIPアドレスの設定を確認し、その後でpingコマンドを実行する流れになります。

 part3の最後で、rootアカウントでLinuxにログインするところまで進めました。今回はその続きからです。

 

①下記コマンドを実行して、GUI形式でIPアドレス設定を行う画面に移行する。

# nmtui

 

➁「Edit a connection」を選択する。

 

Ethernetが「enp0s3」に向いている状態で「<Edit...>」を選択する。

※表示されるEthernetは環境によって異なる可能性あり。

 

④ネットワークの設定画面に移行する。IPアドレスGatewayはインストール時(part3)で設定済みのため、既に記載されている。

下記赤枠の「Automatically connect」でspaceキーを入力し、×印をつける。

 

⑤このような構成になればOK。画面右下の「<OK>」を選択する。

 

⑥手順③と同じ画面に遷移する。右下の「<Back>」を選択する。

 

⑦手順➁と同じ画面に遷移する。右下の「<OK>」を選択する。

※「<Quit>」でもNetworkManagerの画面は抜けられる。


GUIベースの画面からいつものCLIベースの画面に戻る。

下記コマンドを入力して、先ほどの設定を反映させる。

# nmcli connection up enp0s3 

※「enp0s3」の部分は使用しているイーサネット名で変わる

「Connction successfully activated...」のような反応が返ってくることを確認する。

 

⑨下記コマンドを入力して、コネクションの概要一覧を表示する。

# nmcli connection

緑色の文字でenp0s3に関する内容が表示されることを確認する。

 

➉下記コマンドを入力して、IPアドレスが表示されることを確認する。

# ip a

 

ここまででLinux側の設定が完了したので、実際にpingコマンドを実行して疎通確認をする。

 

Windowsコマンドプロンプトを開き、下記コマンドを実行してWindows側のIPアドレスを確認する。

# ipconfig /all

 

⑫まずはLinuxの方からpingコマンドを実行する。

# ping -c 4 [WindowsIPアドレス]

上記画像の通り、LinuxWindowsの疎通は問題ないことが分かる。

 

⑬次にWindows側からpingコマンドを実行する。

# ping [LinuxIPアドレス]

上記画像の通り、WindowsLinuxの疎通も問題ないことが分かる。

 

2. Windows側のファイアウォールの確認

 さて、1章手順⑬まで特に問題なく作業ができればそれに越したことはない。しかし、私の環境でLinuxWindows間の疎通確認を行ったところ、LinuxWindowsの疎通が上手くいかなかった。これはWindows側のファイアウォール設定(受信設定)に問題があると思われる。下記に私が試した解決方法を記載する。

 

①「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」を開き、下記赤枠の「受信の規則」をクリックする。

 

➁「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 - ICMPv4 受信)」を右クリックし、「プロパティ」を選択する。

※プロファイルが「プライベート,パブリック」の方

 

③下記赤枠の「有効」にチェックを入れて「適用」→「OK」の順にクリックする。

 

④手順➁同様、「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 - ICMPv4 受信)」を右クリックし、「プロパティ」を選択する。

※プロファイルが「ドメイン」の方

 

⑤手順③同様、下記赤枠の「有効」にチェックを入れて「適用」→「OK」の順にクリックする。

 

⑥下記赤枠の通り、「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 - ICMPv4 受信)」が有効になっていることを確認する。

 

この状態で1章手順⑫を実行すると、pingコマンドの反応が返ってきた(この解決法はあくまで一例です)。

 

今回はここまでです。次回はTeraTermの導入・設定についてです。

VirtualBox(6.1.48)を使ってLinux検証環境(RHEL8.8)を整える(Windows) part3

 Linux構築編part3です。過去パートはこちらからどうぞ。

part1:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/11/24/180000
part2:https://ogichangs-thinking.hatenablog.com/entry/2023/12/01/180000

 

 part3の今回は
Linuxのインストール
を行います。

 

※実施時期:2023年11月

 

[目次]

 

1. Linuxのインストール

①part2でVirtualBox仮想マシンを作成し、設定変更を行いました。今回は下記画像の状態からスタートします。

作成した仮想マシン(RHEL8.8)を選択した状態で「起動」を選択する。

 

➁下記のような画面が表示されることを確認する。

「Install Red Hat Enterprise Linux 8.8」を選択する。


ここからRHEL8.8のインストールが始まる……、と思ったのですが、下記赤枠「[end Kernel panic - not syncing: Fatal exception ]」というエラーが出てしまいました。

このエラーを解消しないことには先に進まないので、どうにかしていきたいと思います。

※特にエラーが出なかった場合は手順③に移動する。

 

このエラーは、仮想マシンプロセッサー数が自PCのコア数と一致していないことによって発生するらしいです。

仮想マシンがシャットダウンされていることを確認し、「設定」>「システム」>「プロセッサー」からプロセッサー数を変更しましょう。

 

自PCのコア数は「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」>「CPU」から確認することができます。

 

仮想マシンプロセッサー数の変更が完了したら①、➁冒頭と同じように仮想マシンを起動しましょう。

 

③特にエラーが出現しなかった場合、下記のようなRHEL8.8のインストールがGUIベースで始まります。勿論マウス操作可能です。

 

ちなみに、Linux上にカーソルを合わせてクリックをすると、下記のようなポップアップが表示されることがあります。

作業をしているとマウスカーソルがLinuxのウィンドウから外に出ないことに少し混乱してしまうかもしれません。そんなときは右Ctrlキーを押せばウィンドウから脱出できます。……的なことが書かれています。

 

インストール時に使用する言語に日本語を選択したら「続行」をクリックする。


④色々な項目が出てきます。1つずつ設定していきましょう。

まずは「時刻と日付」を変更します。「時刻と日付」をクリックします。

 

下記のような画面が出てくる。

 

⑤デフォルトの時刻はアメリカ・ニューヨークになっているので、世界地図から日本をクリックした後、「完了」をクリックする。

 

⑥次に「ソフトウェアの選択」をクリックする。

 

⑦ここでベース環境や必要なソフトウェアを選択する。

今回の検証環境構築では、ベース環境を「最小限のインストール」にする。右側の「選択した環境用のその他のソフトウェア」は選択しなくてもよい。

選択が終わったら


「完了」をクリックする。

※環境の作成目的によっては、いろんなソフトウェアをインストールしてカスタマイズする必要がある。

※ちなみに「ベース環境」を「サーバー(GUI使用)」にすると、GUIベースのLinux環境が出来上がる。ただし、基本的にLinuxCLIで操作するケースがほとんどなため、ここでは紹介程度に留めておく。

 

⑧次に右側赤枠の「インストール先」をクリックする。

※画面の比率の関係なのか画面右側が見切れてしまっているが、この状態でも一応操作は出来るので気にせず続けていく。

 

⑨ここでは何も変更を加えず「完了」をクリックする。



➉ 「インストール先」のアイコンから警告マークが外れていればよい。

次に下側赤枠の「ネットワークとホスト名」を選択する。

 

⑪下記のような画面が表示される。

赤枠のスイッチをオフからオンに切り替え、ネットワークを開通させる。

 

Ethernet(enp0s3)が「接続済みです」になればOK。

続いて赤枠の「設定」をクリックする。

 

⑬下記のような画面が設定される。この段階でもう仮想マシンIPアドレスを固定させる。

赤枠の「IPv4設定」をクリックする。

 

⑭下記のような画面が出てくる。

IPアドレスを固定化するために、赤枠部分を「自動(DHCP)」から「手動」に変更する。

 

⑮「メソッド」が「手動」になる。

赤枠の「追加」をクリックする。

 

⑯任意のIPアドレスサブネットマスクゲートウェイを記入する。

サブネットマスクを24にする場合、IPアドレスは第3オクテットまではデフォルトゲートウェイと一致させるようにする。

(例)手順⑫の画像の通り、私の環境のデフォルトゲートウェイは192.168.1.1なので、IPアドレスは192.168.1.xxxに指定する。

(サブネットマスクを8や16などにする場合はこの限りではないかもしれない)

 

設定が完了したら赤枠「IPv6設定」をクリックする。

 

⑰赤枠部分を「自動」から「無効」に変更し、IPv6を無効化する。

 

⑱設定が完了したら「保存」をクリックする。


⑲手順⑫の画面に戻ってくる。

赤枠部分を編集し、任意のホスト名に変更する。

 

⑳今回ホスト名は「RHEL8.8」とした。

「適応」をクリックし、ホスト名を確定させる。

 

㉑色々と画面遷移していれば、赤枠部分が設定したホスト名に変更される。

「完了」をクリックし、ネットワークとホスト名の設定を完了させる。

 

㉒最初の画面に戻る。この状態から下にスクロールする。

 

「rootパスワード」をクリックする。

 

㉓任意のrootパスワードを2回入力する。パスワードは強固であることに越したことはないが、脆弱なパスワードを設定しても「完了」ボタンを2回クリックすれば設定は完了する。

 

㉔続いて「ユーザーの作成」をクリックする。(手順㉔、㉕は省略可能)

 

㉕ユーザーはCLIでいくらでも追加可能だが、GUIで1ユーザ分追加できるならそれに越したことはないだろう。ユーザー名とパスワードが埋まっていればよい。

rootパスワードの設定同様、脆弱なパスワードを設定しても「完了」ボタンを2回クリックすれば設定は完了する。

 

㉖「インストールの開始」をクリックする。

 

 

㉗インストールが完了したら「システムの再起動」をクリックする。

 

㉘少し待つと下記のような画面が出てくる。一度rootアカウントで正常にログインできるか確認する。

RHEL8 login:root

Password:手順㉓で設定したパスワード(パスワードは非表示の状態)

 

下記のような反応が返ってくることを確認する。

[root@ホスト名 ~]#

 

かなり長くなってしまったので続きはpart4で。

1つの記事が長くなりすぎるの嫌なのよね。

VirtualBox(6.1.48)を使ってLinux検証環境(RHEL8.8)を整える(Windows) part2

 Linux構築part2です。part1は下記を参照してください。

VirtualBox(6.1.48)を使ってLinux検証環境(RHEL8.8)を整える(Windows) part1 - オギの備忘録 (hatenablog.com)

 

 part2の今回は

VirtualBox内に仮想マシンを作成する

仮想マシンの設定

までを行います。

 

※実施時期:2023年11月

 

[目次]

 

1. VirtualBox内に仮想マシンを作成する

①part1でインストールしたOracle VM VirtualBoxを起動する。

仮想マシンを作成するために、下記赤枠の「新規」をクリックする。

 

仮想マシンの名前と使用するOSを設定する。

名前:任意

マシンフォルダー:任意。デフォルトの値は下記画像を参照

タイプ:Linux

バージョン:Red hat(64-bit)

 

③メモリーサイズを設定する。

今回は2048MBとしているが、最低1048MBあれば問題ないと思う。

 

仮想マシンにハードディスクを割り当てる。

「仮想ハードディスクを作成する」を選択。

 

⑤ハードディスクのファイルタイプを選択する。

「VDI(VirtualBox Disk Image)」を選択。

 

⑥物理ハードディスクにあるストレージのタイプを選択する。

「可変サイズ」を選択。

 

⑦仮想ハードディスクファイルの名前とそのサイズを設定する。

仮想ハードディスクファイル名:デフォルト

仮想ハードディスクのサイズ:任意(今回は20GBに設定)

 

仮想マシンの作成が完了したことを確認する。

 

2. 仮想マシンの設定

①前章⑧で作成した仮想マシン(下図のRHEL8.8)を選択した状態で「設定」をクリックする。

 

➁下記ウィンドウが表示される。

左のタブから「ストレージ」を選択する。

 

仮想マシンに使用するisoファイルを選択する。

1. 「ストレージデバイス」欄から「空」と表記されたディスクアイコンを選択する。

2. 「属性」欄のディスクアイコンをクリックする。

3. 出現する項目から「ディスクファイルを選択...」をクリックする。

 

4. 使用するisoファイルを選択する。

 

5. 下記のような構成になることを確認する。

 

④左のタブから「ネットワーク」をクリックする。

 

⑤アダプター1のネットワークの「割り当て」を「ブリッジアダプター」に変更する。

ネットワークをブリッジアダプターにすることで、別の物理マシンからのアクセスを可能にする。詳細は下記リンクに記載されている。

VirtualBoxのブリッジアダプターを使ってみる。 #Vagrant - Qiita

 

下記のような構成になることを確認し、赤枠の「OK」を選択する。

 

仮想マシンの設定が下記のようになることを確認する。

 

次回の項目が長くなりそうなので本記事はここまでとします。part3に続きます。

VirtualBox(6.1.48)を使ってLinux検証環境(RHEL8.8)を整える(Windows) part1

 今回から仕事や研修で学んだ事項を備忘録としてまとめる記事を書くようにしました。不定期更新かつ、筆者はクソザコITエンジニアなのであまり期待しすぎないようお願いします。

 今回はタイトル通り、VirtualBox(6.1.48)を用いてLinixの検証環境(RHEL8.8)を構築する手順をまとめておきます(Windows環境)。

 part1となる今回は

VirtualBoxのインストール

Redhatアカウントを作成し、RHEL8.8のisoファイルをDLする

ところまで進めて行きます。

 

※実施期間:2023年11月

 

[目次]

 

1. VirtualBoxのインストール

①下記URLにアクセスし、VirtualBoxのダウンロード画面に遷移する。

https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

 

➁今回はバージョン6.1.48をインストールしたいので、下記赤枠の「VirtualBox older builds」をクリックする。

※バージョン6の方が使いやすいのと、参考になる記事が多く存在しているので、2023年11月時点の最新バージョン(7.0)にしていません。ご了承ください。

 

 

③下記赤枠の「VirtualBox 6.1」をクリックする。

 

④今回想定しているOSはWindows、使用するバージョンは6.1.48なので、下記赤枠の「Windows hosts」をクリックする。

※約110MBのexeファイルのDLが実行されます。

 

⑤DLされた「VirtualBox-6.1.48-[数字列]-Win.exe」を起動し、下記画面が出ることを確認する。その後「Next >」をクリックする。

 

⑥何も変更を加えずに「Next >」をクリックする。

 

⑦下記のように設定して「Next >」をクリックする。

※ショートカット作成系の設定なので、好きなように設定してください。

 

⑧「Warning: Network Interfaces」という警告が出てきますが、無視して「Yes」をクリックする。

 

⑨「Install」をクリックしてVirtualBoxのインストールを始める。

 

➉下記画面が表示され、インストールが正常に行われたことを確認する。

 

2. Redhatアカウントを作成し、RHEL8.8のisoファイルをDLする

 続いて、Linuxの検証環境を作成するために、Redhat公式が無償で提供しているisoファイルをDLします。しかしそのためには、Redhatアカウントの作成が必要になります。

 

①下記URLをクリックし、下記画像に遷移することを確認する。

その後、赤枠の「Register for a Red Hat account」をクリックする。

https://access.redhat.com/

 

➁アカウント作成画面に移行するので、必要情報を記入する。

※記入が必要な項目は全て英語で記入しました。

・Choose a Red Hat login:5文字以上の任意のユーザIDを記入する。作成後は変更不可

・Choose a password:任意のパスワードを設定する。設定するパスワードは下記条件を満たしている必要がある。

 ・14文字以上

 ・小文字、大文字、数字、記号のうち少なくとも3種類以上を使用

 ・「redhat」「password」という単語は使えない

・Confirm password:設定したパスワードの再入力

・First name:名前

・Last name:苗字

・Email address:Redhatからのメールを受信できるメールアドレスを記入。私の場合は「@outlook.com」で作成した

・Phone number:国番号と電話番号を記入。日本の国コードは+81である。私は携帯電話の番号を登録した。

例:+81 090 xxxx xxxx

・Job title:会社における役職を記入。特になければ「Employee」(一般社員)で登録。

・Account type:「Personal」を選択

・Country/Region:「Japan」を選択

・Address line:4つ記入項目があるが、line1は記入必須。取り合えず埋めておけば何とかなる(海外式の住所の入力方法を検索してください)

・Postal code:郵便番号

・City:市区町村

・State/Province:都道府県

全ての項目を記入したら「Create my account」をクリックする。

 

③下記画像が表示されることを確認する。➁で指定したメールアドレスにRedhatからのメールが届くので、そこに記載されているリンクをクリックする。

 

④届いたメールに記載されているリンクをクリックし、下記画面が出ることを確認する。

これでRedhatのアカウント作成は完了です。次にRHEL8.8のisoファイルをDLします。

 

⑤下記URLをクリックし、下記画像のような表示が出ることを確認する。

その後、赤枠の「Download/Sign Up」をクリックする。

https://developers.redhat.com/products/rhel/overview

 

⑥下記画面が表示されることを確認する。

 

⑦ ⑥の画面から下にスクロールして、Red Hat Enterprise Linux 8.8.0の項目まで移動する。その後、赤枠の「Download」を選択する(x86_64のDVD iso)

※今回RHEL8.8をインストールした理由は、業務で使用する機会があったからです。

2023年11月現在のRHELの最新版は9.3です。

 

⑧下記画面が表示されるので、一応すべての項目にチェックを入れ「SUBMIT」をクリックする(回りくどい方法かもしれませんがご容赦ください)。

 

⑨するとRedhatアカウントでログインした状態で⑤と同じ画面に遷移する。

⑤で示した手順同様、赤枠の「Download/Sign Up」をクリックする。

 

➉ ⑥と同じ画面に遷移する。

 

⑪画面を下にスクロールし、⑦同様、Red Hat Enterprise Linux 8.8.0の項目まで移動する。その後、赤枠の「Download」を選択する(x86_64のDVD iso)

 

⑫下記画像のような画面が表示される。どうやら「Company name」の項目が不足しているらしい。一旦「Company name」の欄を「none」にした状態で「SUBMIT」をクリックする。

 

⑬自動でisoファイルのDLが始まる。

今回DLするRHEL8.8のisoファイルは容量が11.67GBあるので、私の環境ではDLに2時間ほどかかりました。

 

以上でpart1を終了します。次回part2はVirtualBox内にLinux環境を作ります。